老眼の初期症状チェックをしてみましょう

Release: 2014/08/11 Update: 2019/11/03

老眼とは、近いところが見えにくくなる症状で、目に起こる老化現象のひとつで、個人差はありますが40歳前後から始まるようです。
老眼の初期症状老眼は目に起こる老化現象ですから、近視や近眼の人も例外なく老眼になるのです。
しかし、最近では、老眼と同じような症状が、目の酷使により子供や若い人の間でも増加傾向にあるそうです。

ここでは、老眼の初期症状について考えてみましょう。
初期の症状として代表的なものは、

・遠くはよく見えるのに、近くはよく見えず疲れてしまう
・小さい字を見る時には、少し離して見ると見えやすい

などが挙げられます。
老眼による目の疲れは無理して近くにピントを合わせるために起こるのです。

日常生活でのチェックポイントは、

・本(特に文庫本)を読む時につらい
・暗いところでは特に、新聞の文字が読みづらい
・化粧品やお薬の効能書きを読むのに苦労する
・近くの文字を無理して見ていると、気分が悪くなる
・近視の眼鏡を外すと文字が読みやすい
・パソコンなどで目が疲れたり肩が凝る

といった症状に当てはまるようでしたら、放っておかずに老眼鏡に助けてもらうことをおすすめします。

40代で老眼鏡を使用することに、抵抗を感じる人は少なくありません。
しかし、見えないまま放置しておくと、急速な視力の低下が起こる可能性もありますので、早めに対処することが大切になります。

老眼鏡の種類には、近視や乱視があっても大丈夫な「遠近両用メガネ」と、遠くは見えるけれど近くはぼやける状態を改善する、つまり、近くだけが見える状態になる普通の老眼鏡とがあります。
もし、眼鏡選びで困った時には、眼科医に相談するのがいいでしょう。
例えば、近視や乱視、遠視がある場合には、コンタクトレンズや専用眼鏡との併用が便利だそうです。

スマホによる眼の酷使老眼の原因は、「加齢によるもの」と「目の酷使によるもの」の2つがあります。
加齢による老眼の原因は、眼にはカメラでいうレンズにあたる「水晶体」があり、この水晶体が関係しています。
水晶体は、近くを見る時には厚くなり、遠くを見る時には薄くなるという調整を行う場所なのですが、歳をとるとこの調整ができなくなってしまうのです。
また、目の酷使による原因については、スマホやパソコン、読書やテレビなどを見続けている人は、目を酷使しています。
目を酷使により、水晶体の厚さの調整を行う毛様体筋に負担がかかり衰えてしまうために老眼と同じ症状が起こります。

長時間のスマホの使用で、夕方頃になると老眼のような状態になる「スマホ老眼」という言葉をご存じでしょうか。
スマホを見る際には、近くにピントを合わせるために毛様体筋の調整を行っているのですが、長時間の使用で目を酷使するため、この毛様体筋に負担がかかることが原因です。
スマホに限らずパソコンも強い光を発していて、目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋にも負担がかかっていることも原因のひとつのようです。

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