飛蚊症と網膜剥離

 加齢に伴い硝子帯は変性して、硝子体剥離という状態になります。剥離した部分は水で満たされ、その境界面の組織が見えるのが飛蚊症です。
付着した組織がゴミのようになって、目の前に何かが飛んでいるように見えます。
眼科診療

 網膜剥離は網膜がはがれてしまう病気で、目を強打したときに起こりやすいのですが、中年以降はそういう外的要因とは関係なく起こることがあります。きっかけは老化による硝子体の萎縮で、網膜から硝子体が外れる際に、網膜までも引っ張ってしまい網膜が裂け、液状になった硝子体が入り込んで網膜がはがれてしまうのです。

 飛蚊症は失明のリスクはありませんが、網膜剥離は一刻も早く手術を受けないと失明してしまいます。網膜が裂けただけなら、レーザー光を照射して裂け目を焼き固めます(レーザー光凝固療法)。
網膜が剥離してしまった場合は、手術が必要ですが、早期に処置すれば視力の回復が望めます。


関連記事
  1. 白内障
     白内障は、水晶体が白く濁ってくる病気です。水晶体は無色透明ですが、何らかの原因...
  2. 白内障の治療
    初期の段階では  白内障は進行がゆっくりしているため、初期の段階では点眼薬や内服...
  3. 緑内障
     緑内障は、視神経が障害を受け、徐々に視野が欠けていく病気です。緑内障の第一の原...
  4. 緑内障の治療
    早期発見、早期治療が基本  現状では、破壊された視神経を元の戻すなどの治療は不可...
  5. 加齢性黄斑変性症
     黄斑は、網膜の中心の直径2ミリの範囲のことで、神経が収束した部分です。この黄斑...
  6. ドライアイ
     目の表面を覆っている涙の量が十分でないため、目の表面が乾いてしまう症状をドライ...
  7. 飛蚊症と網膜剥離
     加齢に伴い硝子帯は変性して、硝子体剥離という状態になります。剥離した部分は水で...
  8. 中心性網脈絡膜症
     脈絡膜から水分(しょう液)が漏れ出て、網膜の黄斑部に溜まる病気です。原因はわか...
  9. 眼底出血
     網膜内の血管が破れて出血した状態を眼底出血といいます。網膜は像を結ぶ部分ですか...

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.web-joho.net/mtos/mt-tb.cgi/38