目的に合った老眼鏡選びが大切です。

Release: 2019/11/02 Update: 2019/11/03

老眼は老化現象の一つで、近くのものが見えにくくなることです。
レンズ(水晶体)のピントを調整する筋力が衰え、近くのものに焦点を合わすことができなくなるからです。新聞を読むとき遠くに離して読んだりするなど、近くのものが見えづらくなるなど自覚症状が現れます。
そのままにしておくと、目が疲れやすくなり、老眼の進行も早くなることもあります。

 
 

近視や遠視の人も老眼になる?

老眼鏡こうした症状の矯正は老眼鏡で行います。
老眼鏡は凸レンズでできていて、原理は遠視の眼鏡と同じです。調整力の減退に応じて、度数を強くする必要があります。
ただし、使用時は遠くが見えにくくなるため、近くのものを見る場合に限定して使用します。

 
以前から近視、遠視、乱視などで眼鏡を使用している人にも当然老眼は現れます。
そうした人のために、遠近両用眼鏡があります。これは、眼鏡をかけ外したり交換したりする不便さを解消したものです。
レンズ全体は遠方視に度数を合わせ、レンズの下の一部に近方視用の度数のレンズを組み込んだタイプが一般的となっています。

 
かつては境目の部分がはっきりとしており、境目の部分でものが重なって見えるなどの欠点がありました。
しかし、最近では、レンズの下にいくにしたがって度数が徐々に下がる多累進焦点タイプが一般的となっています。ただ慣れるまでは、視野が揺れて感じたり、目が疲れやすかったり、視野が狭くなったりすることがあります。

 
 

老眼鏡の選び方

老眼鏡とシャツ老眼鏡の選び方としては、使い始めは+1.00か+1.25からとなります。プラスの数字が上がるほど老眼の進行に対応しています。
数字が大きければ大きいほどハッキリと見える距離が近くなります。

 
老眼鏡を含めた眼鏡のレンズの度数は1段階0.25刻みでDという単位で表示されますが、この数値を1段階変えることでハッキリと見える距離を3cm調整することが可能となっています。

 
 

年代別の老眼鏡の度数

そこで、問題になってくるのは、左右の度数の差が大きい人です。
左右の度数の差が大きい人は、網膜にうつる像の大きさが違ってくるため頭が痛くなることがあります。
そういった場合には、眼科などの検眼のうえで、眼鏡を作ることが大切です。

 
年齢別の度数の目安としては、40代が+1.00〜+2.00、50代が+2.00〜+3.00、60代が+3.00〜+4.00となっています。
しかしこれは、あくまでも目安ですので、最初は眼鏡専門店や眼科などの病院で測定してもらうことが大切です。

 
 

目的に応じた老眼鏡を選ぶことが大切

新聞や本を読んだり、パソコンなどのデスクワーク用である場合は、度数は低めとなりますが、細かい作業をするために近寄ってみることが多い場合は、高めとなります。
それぞれの目的にあった老眼鏡を選ぶことで、目の老化の進行を遅くすることにつながります。

 

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