人の老化の原因

Release: 2013/12/03 Update: 2019/11/03

老化に関する仮説にはどのようなものがあるのでしょうか?
これらを知ることにより、老化が何故、どのように起こるのか、全体像が見えてくるかも知れません。

目の老化

 

フリーラジカル説

私たちの身体は、酸素を取り込み、糖や脂肪等を燃やしてエネルギーを得ています。通常は酵素を介して反応し、安定無害な水となって体外に排出されます。
 
ところが一部の酸素は、直接生体物質の酸化反応にかかわり、その際に酸化力の強い活性酸素を生成することがあります。
活性酸素は、他の物質と反応しやすく、体内で病原体を殺すのに役立っていますが、その反面過剰に発生すると、細胞や組織を傷つけ、老化や疾患を引き起こすといわれています。
 
目の老化においては、このフリーラジカル説が重要な要因と考えられています。

 
 

クロスリンク説

タンパク質や拡散などの生体高分子間や分子間に、不要な結合(これをクロスリンクといいます)が起こり、その構造が変化して変質します。不要物の分子が結合して不溶性となり分子同士の働きを阻害するクロスリンクが溜まっていくと、細胞の働きも低下を免れなくなり、老化が促進されるという説です。
 
目の病気で、本来透明な水晶体が濁ることで起こる白内障は、水晶体を構成する可溶性のクリスタリンというタンパク質が編成し不溶性になることで起きるとされていますが、クロスリンク説が適用される代表例です。

 
 

老廃物蓄積説

汗や尿などの代謝による老廃物とは別に、身体に不必要な老廃物が蓄積すると身体に支障をきたします。これが、老化を促進するという説せす。老廃物には、鉛や水銀などの有害な重金属類も含まれます。

 
 

テロメラーゼ説

染色体の末端から延びている一連の核酸をテロメアといい遺伝子の構造を保護する役目をしています。
このテロメアは、細胞分裂のたびに短くなり、末端が短くなりすぎると、細胞の分裂は鈍化し、最終的には分裂できなくなります。このことが細胞分裂が有限でテロメアが命の時計として考えられている理由です。
 
このテロメアは、最近、癌細胞のなかにテロメアの脱落を防ぐ物質が発見され、癌にも大きくかかわっている可能性を指摘されています。

 
 

遺伝子修復エラー説

細胞分裂のプロセスで複製エラーが起こってエラータンパク質ができ、この蓄積により老化が起きるという説です。
また、わたしたちのDNAの中にはすべてがプログラムされており、その遺伝形質によって、どれほど早く走れるかや、どれほど長生きできるかが決定されるというプログラム説もあります。

 
 

ホルモン低下説

ホルモンには、わたしたちの体の機能を調節したり修復したりする重要な役目があります。
しかし、年と共に体内で生産されるホルモンの量は減り、様々な不都合が生じてきます。おおくのホルモンは若い頃活発ですが、加齢に従い分泌が低下するのです。
 

HOME


関連コンテンツ